シロアリ侵入経路遮断処理

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2024年05月16月 / 最新更新日：2024年05月15月 松村幸次 シロアリ侵入経路遮断処理

貫通配管の隙間はシロアリの侵入経路になります

ベタ基礎だからといってシロアリに強いとはいえません。なぜなら、コンクリートを貫通する配管との隙間があるからです。

小屋など、設備のない建物ならともかく、

住宅には水道管やガス管、電気配管など、

いわゆるライフラインと呼ばれる

管で外部とつながっています。

電気はともかく、水道やガス関係の管は

基礎を貫通させるしかないのが一般的です。

ベタ基礎だからといって、こうした管が貫通する以上、

どうしても隙間ができてしまうものです。

最近はシロアリ被害のことを考慮して、

基礎立ち上がりを貫通させている

現場も見かけるようになりましたが、

まだまだ基礎底盤を貫通させるのが一般的です。

そんなときは、ホウ酸を配合した

ボレイトシールやボレイトフィラーの出番です。

単に物理的障壁として充填するのではなく、

充填剤そのものにホウ酸が配合されていれば、

鬼に金棒なのです。